授業は、受ける前と受け終わった後で、受講者が新たな知識を得たり、概念を理解したり、これまでできなかったことができるようになるために行います。
ですので、どんな授業でも何をどの様にして教えるのかが大変重要です。そのために授業の設計書を書くわけで、それが
「指導案」
なわけです。これは授業をどの様に進めることによって、能力の獲得に至るのかの設計図と言って良いでしょう。つまり、受講者のやることも規定しなければいけません。
とはいえ、前で教員が喋って、板書して…という一斉授業という講義スタイルが向くものと、向かないものがあります。これまでは全部が一斉授業だったわけですが、それではダメだよということです。
そこで、グループワークや、調べ学習、討論型学習などの形式が発展してきたわけですが、受講者が中心になった学習である以上、教員のコントロールが弱くなります。とはいえ、能力獲得を目的にして授業が存在している以上、何らかの形で受講者の動きをコントロールしなければなりません。
おこで登場するのが
「ワークシート」
です。ワークシートに沿って学習を進めることで、教員の関与が少なくなったとしても、目標となる学習効果を得られるようにするわけです。
ですから、「指導案」と「ワークシート」は表裏一体というわけです。
で、今、紙のワークシートからデジタルワークシートに進化をさせたいわけですけれども、単純に電子化しただけではダメです。それなら紙の方が使い勝手が良い。デジタル化はあくまでも「デジタルでなければできない何か」と、それに合わせた授業スタイルの確立とがセットにならなければなりません。ということは、指導案自体も見直す必要があるわけです。
デジタルワークシートを活かせる指導案と授業スタイル。これがこれからの新たな挑戦です。
今月の累計歩数:5,105歩
今日の体重:74.1kg