教育ログデータの考え方 その2

昨日に引き続き、時間データの取得について考える。

時間について取得すべきなのは、「アクセスの時間」であるのは間違いない。だが、これをもう少し細かく見る必要がある。

例えば学習するための動画を表示するページにアクセスされた場合、アクセスされた時刻、そのページに滞在した時間という2つの時間に関係するデータを取得できる。

これが確認テストなどを行う出題画面だとさらに情報は増える。アクセスされた時刻は先ほどと変わらない。だが、テストの場合、解答するのにかかった時間、そしてその後、解説を読んだ時間の2つの時間を取ることができるようになる。問題を何秒で解いているのかを見れば、真面目に考えたのかどうかを判断できるようになる。また解説を読んだ時間も取っていれば、真面目に取り組んでいるかどうかの判断をよりやりやすくなる。真面目に取り組むのであれば、間違えた問題は解説を丁寧に読むはずだからだ。

これらの時間については、たまたま席を外していたために長時間学習しているように見えているだけではないかという疑問も生じる。だが、全ての問題で席を外すことはないため、その個人の解いた全問題を平均すると、学習傾向を知ることができる。

同じ理由で、問題毎の解答時間も全学習者の平均を取れば、解答時間と正答率との比較も可能となる。これらの情報をしっかりと取ることで、様々な解析が可能となるのだ。

今月の歩数:109,825歩
今日の体重:73.0kg

教育ログデータの考え方 その1

今日から何回かに分けて、eラーニングで学習したときに取っておくべき学習ログデータと、その使い方を解説していこうと思う。まずは何故データが必要かについて説明する。

学習データを取るのは、学生・生徒・児童の成績を伸ばすことが目的である。現在の達成度を測定し、一定の学習を行った後に達成度がどの様に変化したのかを測定する。その差分をもって、次のどの様な指導を行えば良いのかを考えるのだ。

一般的には学力テストを行うことで達成度評価を行うわけだが、ペーパーテストで行うと様々な情報が抜け落ちるため、誤った情報を受け取ることになる。例えば次のような例を考えよう。これはとある2人の成績である。

氏名宿題1回目宿題2回目宿題3回目宿題4回目学力テスト
Aさん6070506060
Bさん6070606040

AさんとBさんの宿題の成績を見る限り、1回目、2回目、4回目は同じ成績を取っている。3回目だけAさんはBさんより成績が悪い。もしここまでの成績を見たならば、Aさんは3回目の単元が苦手だと判断するかも知れない。もしかしたらたまたま集中力を欠いていたのかも知れないし、じっくりと取り組む時間が無かったのかも知れない。つまり、成績からだけだと何もわからない。

一方、学力テストを見ると、AさんよりもBさんの方が成績が悪い。もしかしたらテスト当日の体調が悪かったのかも知れない。ヤマが外れたのかも知れない。これもテストの成績だけからは何もわからない。これはペーパーテストの限界なのだ。

だがもしeラーニングでしっかりと解答時間を取っていたらどうだろう。宿題3回目でAさんが悪い成績だったのが、時間が足りなかったのか、時間が十分あったにもかかわらず成績が悪かったのかの判別ができる様になる。

逆に、もしかしたらBさんはAさんの1.5倍もの時間を宿題にかけていたらどうだろう。Aさんの1.5倍の時間をかけることで、Bさんはなんとか同じ成績を取っていた可能性がある。だから制限時間がある学力テストではAさんよりも成績が悪いのかも知れない。

つまり、デジタル化によって様々な情報を取れば取るほど、AさんとBさんの成績がなぜこの点数なのかを詳細に把握できるようになるのだ。成績の要素を割り出すことができれば、おのずと必要な指導方針が決まる。だから学習ログデータは事細かに取らないといけないのである。

今月の歩数:109,236歩
今日の体重:73.5kg

moodle+TAO+LearningLocker

まぁ、こういう組み合わせのシステムを導入しようと画策中です。とりあえず、Linuxのシステムをどっかに立てないといかんですね。面倒ではあるけど、サーバー一台借りるかなぁ…ホントは使ってない適当なパソコンに環境構築するのが良いんだけど。

今月の歩数:25,938歩
今日の体重:未計測

「色づく世界の明日から」2~3話

どちらもそうだったのですが、空がメチャクチャキレイです。白い雲もリアルで美しいのですが、昼間の青空も、夕焼けも光線の透過光が効果的で、写真なんじゃないかと思うくらいの出来です。この背景、壁紙で欲しいわ。とりあえず屋上のシーンとプールサイドのシーン、どちらも夕方の風景ですが、キレイですね。

そして、主人公は天然なのか、ついうっかり「昔の…」って言ってしまいますね。「昔のオフリー」「昔のカメラ」とか。黒板や絆創膏を見たことがなかったり。教科書を持ち運ぶのに慣れていないために、カバンが重いと文句を言ったり。逆にそれがわかる前は、机を操作して教科書を出そうとしたり。

確かに、教科書は机に表示されるのが良いよなぁ。ようはそういう端末を作り、机に装着できるようにすれば良さそうです。有機ELに静電誘導式のタッチパネルを付けて組み込む事ができれば、未来の教室に出来ますな。

 

今月の歩数:184,527歩
今日の体重:71.5kg

「AI VS 教科書が読めない子どもたち」

読了です。

「AI VS 教科書が読めない子どもたち」
 新井紀子著
 東洋経済新報社刊

前半はAI(人工知能)の得意分野、不得意分野などの紹介を、研究者自らがしている書籍です。まぁ、これは何となくわかる。でもそこを何とかして突破したいと思いながらやっていますが。

一方、後半は読解力テストを行った結果の話です。教科書は難しい文章だと言われますが、厳密さを求めると内容はどんどん読みにくくなっていきますし、それは仕方がないと思います。法律なんて教科書よりも読みにくいというか、一般人は理解できない書かれ方をしていると思いますしね。

とはいえ、解らない言葉を読み飛ばし、なんとなく解ったような気になっている人が多いのも事実ですので、そこを何とかしないとAIに取って代わられる人たちばっかりになってしまいますよ、という警鐘も理解できます。

まぁ、そこは教育で何とかするしかないんですけどねぇ…とは言いながら、中でデジタルドリルを否定されていたのは、使われ方の問題、つまり「バカとハサミは使いよう」だろうと私は考えていて、キチンとデータを取るためのデジタルドリルは必要なモノだと考えていたりするので、これからもその方向で進んで行くんですけどね。

 

今月の歩数:122,893歩
今日の体重:72.5kg